Passion

畑を起こすためのサブソイラーやプラウといった機械は使わずに栽培しています。
ヤマカワプログラムに取り組んでから、粘土質で硬くて割れなかった土が、手でとるとポロポロ塊になって細かくできるように変わったんです。これが団粒構造の土ということか、と思いました。

近年は干ばつが続いたり逆に雨がやまなかったり天気が続くことが多くなっています。干ばつになると葉が委縮したりしますが、今年は干ばつでも委縮せずに、順調に育ちました。

取引先の常務に勧められてヤマカワプログラムを始めました。光合成細菌や資材が送られてきていましたが、当初なかなか撒かないでいました。

そうしていると山川先生から連絡があって、今から畑の状態を見に行く、というのです。私と近所の畑の2件のために、わざわざ十勝から女満別まできてくれました。

土を掘り返してみたら、以前やった緑肥が腐敗して臭っていました。
「この状態ではまるで畑がゴミ捨て場のようになってしまっている」と。

そして、緑肥と堆肥を土にやらないのであれば、資材は引きあげます、と言われました。それでこの人は資材を売るためにきたのではないんだなと感じました。

なんども講演を聞いているうちに、土の中のこと、作物のこと、少しずつ理解できるようになってきました。話を聞いて、実際に変わった畑を見せてもらいながら理解していきました。このようにやってくれる方は今までいなかったんです。本気で地球環境の蘇生を目指している方なんだと思います。