Passion

私の畑ではヤマカワプログラム以外は特に特別なことはしていません。

近所の牛屋さんにもみ殻を提供する代わりに牛糞をもらって、堆肥を作り、1年間熟成させています。普通、土質を変えるぐらい本当に質の良い、完熟させた堆肥を作るには、3年ほどかかると言われています。しかしヤマカワプログラムによって、堆肥を熟成する期間が縮まっているのだと思います。堆肥に山川先生の光合成細菌をまくのですが、ビックリするのは、光合成細菌をまいたら牛糞の臭いがすぐに消えるんです。堆肥を混ぜなくてもしっかり分解し、みみずがたくさん出てくるのがわかります。

そして、畑に緑肥を植えた後、上から完熟させた堆肥をまきます。土が森の土のような臭いがしてふかふかするようになりました。

ヤマカワプログラムを始めたきっかけは、近所の渡辺さんのところへ山川先生がいらしていて、紹介していただきました。取り組み始めてから、年々畑の状態が変わってきました。

ヤマカワプログラムを始める前は、水はけも悪ければ畑も硬かったんです。土が硬いから深くプラウをかけたり、サブソイラーを使って耕盤層を割っていました。でもそんなことをしても、一時的に柔らかくなるだけで、土はすぐまた元通り硬くなっていました。

ヤマカワプログラムのセミナーで、土の団粒構造や微生物の関係などを学びながら、自分がそれまで考えてやっていたことは、全く逆のことをしていたことがわかりました。今まで当たり前のことをしていたのが、実は当たり前でなかったと気づいたんです。

以前は作物を栽培するときに、硬くて根が入っていませんでした。それに水はけが悪かったところがたくさんあって、ぬかるみがありました。最近は天気も雨が多くなったり、ゲリラ豪雨がふるのですが、そのような時でも水引きが早く、すぐに農作業ができます。土質が変わってからは、「こんなにも違うものか」と驚きました。

年々作物の品質があがってきて、収穫量が増えてきました。たとえば今年は大豆の等級が一等級に認められて、喜びいっぱいです。